転職市場、依然厳しいながらも明るい兆し

 転職を成功させるためには、複数の求人を研究し、実際に何社か応募し比較検討してみるのが一番です。しかし不況による就職難で、はからずも多数の求人にエントリーしてもなかなか決まらない人が多い状況が続きました。

 

 人材紹介サービス大手のリクルートキャリアが実施した転職者へのアンケートによると、転職を考えた理由のトップは「勤め先の将来性が不安だった」が約20%となりました。転職して年収アップという一昔前の転職のイメージとは違い、「年収アップ」を目指しての転職は約6%と少ない結果でした。

 

 転職活動中に応募した求人件数は平均で約17社となり、半年前の約20社より少ないエントリーで転職先が見つかる人が増えました。転職市場がこの半年でだいぶ改善したことがうかがえます。

 

 この調査は転職活動を行った全年齢層での平均になるので、転職が比較的容易な25歳以下の若年者層ではそれよりも少なく約12社、36歳~40歳では約25社と倍以上になり、中年層の転職の難しさを物語っています。41歳以上の平均は約16社となるので、いかに36歳~40歳の転職者が不利な立場にいるのかが判る結果となりました。

 

 また、転職後に収入が上がった人は48.9%、下がった人は34.4%とかなり改善していました。ただしこれも年齢別で差が出ており、中途採用として転職市場で有利となる26歳~35歳では収入が上がった人の割合が多かったものの、第二新卒者枠となる25歳以下や、転職が厳しくなる36歳以上ではほぼ半数が減収という状況です。

 

 今後景気が回復すれば、転職市場も改善されるでしょうから、半年後の調査に期待したいところです。

 


トップページ 転職を決めたら5つの流れを確認 おすすめ転職サイト